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冬の弁当に添えたい温かい飲みもの、曲げわっぱのお盆に焼き菓子
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冬の曲げわっぱ弁当|冷めてもおいしいおかずと温かい汁物の合わせ方

寒い季節になると、「お昼にお弁当が冷たいのがつらい」「温め直したいけれど、曲げわっぱは電子レンジに入れられない」と感じる方もいるのではないでしょうか。夏とは違う意味で、冬のお弁当には工夫が必要です。

曲げわっぱのお弁当は、もともと冷めた状態でおいしく食べることを前提にした弁当箱です。冬は、冷めてもおいしいおかずを選び、温かさは汁物で補う、という組み立てにすると、寒い日のお昼も満足できます。この記事では、そのためのおかず選びと、保温ジャーとの合わせ方、冬ならではの注意をまとめました。

この記事でわかること

  • 曲げわっぱのお弁当を温め直せない理由と、その代わりの考え方
  • 冬に冷めてもおいしいおかずの条件
  • 冬野菜・冬の魚を使ったおかずの例
  • 温かい汁物との合わせ方
  • 暖房の季節に気をつけたいこと

曲げわっぱは温め直さずに食べる弁当箱

曲げわっぱの弁当箱は、電子レンジ、オーブン、直火には使えません。大館工芸社のお手入れの案内でも、すべての製品について使えないものとして挙げています。職場に電子レンジがあっても、弁当箱ごと温めるのは避けてください。

その代わり、曲げわっぱには、ご飯やおかずから出る余分な蒸気を木が吸うという性質があります。冷めてもご飯がべたつきにくく、ふっくらした食感が残るので、「冷めてもおいしい」お弁当にしやすいのです。電子レンジが使えない理由は「曲げわっぱは電子レンジ・食洗機に使える?」で、温めたい方の選択肢は「レンジ対応の木の弁当箱はある?」で詳しく解説しています。

冬に冷めてもおいしいおかずの条件

冬のお弁当は、気温が低いぶん、おかずがしっかり冷えた状態で食べることになります。次の3つを意識すると、冷たくてもおいしく感じられます。

  1. 脂が固まりにくい:脂の多い肉は、冷えると脂が白く固まり、口当たりが重くなります。鶏むね肉やささみ、豚もも肉、魚など、脂が控えめな食材を選ぶか、余分な脂をしっかり落とします
  2. 味がしっかりしみている:冷えると味を感じにくくなるので、煮物や照り焼きのように味をからめたおかずが向いています
  3. やわらかさが続く:肉は片栗粉をまぶしてから焼くと、冷めても固くなりにくくなります

冬野菜・冬の魚でつくるおかずの例

冬は、大根やかぶ、白菜、ほうれん草、ブロッコリー、ねぎなど、甘みの増す野菜が多い季節です。ぶりやたらなど、冬においしい魚もお弁当に使えます。

おかず 冷めてもおいしくするコツ
ぶりの照り焼き 焼く前に余分な水気を拭き、たれを煮詰めてからめる
鶏つくね(ねぎ入り) ねぎをたっぷり入れると、冷めても固くなりにくい
大根と油揚げの煮物 前の晩に煮て味をしみこませ、朝は汁気をよく切る
ほうれん草のおひたし 水気を固く絞り、かつお節であえて水分を吸わせる
ブロッコリーのごまあえ ゆでたら水にさらさず、ざるで冷まして水っぽさを防ぐ
かぶの甘酢漬け 汁気を切ってから詰め、箸休めに

煮物を入れるときは、汁気が残っていると漏れの原因になります。前の晩に煮ておき、朝は汁気を切ってから詰めると、味もしっかりしみています。曲げわっぱに合うおかずは「曲げわっぱ弁当のおかずとレシピ」でもご紹介しています。

冬の曲げわっぱ弁当で気をつけたいことと、おすすめの工夫をまとめた図
冬のお弁当で避けたいことと、おすすめの工夫

ご飯は「冷めてもおいしい炊き方・詰め方」で

冬のお弁当で物足りなさを感じやすいのは、ご飯の冷たさです。炊いたご飯は、少し冷ましてからふんわりと詰めてください。熱いまま詰めると湯気がこもり、冷えたときにご飯が固まったり、水っぽくなったりします。

曲げわっぱは余分な湯気を吸ってくれるので、ふんわり詰めたご飯は冷めてもべたつきにくく、ほどよい食感が残ります。ご飯の詰め方のコツは「曲げわっぱでご飯がおいしい理由と、詰めるコツ」でまとめています。

ご飯に雑穀やもち麦を混ぜたり、混ぜご飯や菜飯にしたりすると、冷めても味わいがあり、白いご飯だけより満足感が出ます。

温かさは汁物で補う

冬のお昼に温かいものを食べたいときは、曲げわっぱのお弁当に、保温ジャーやスープジャーに入れた汁物を添えるのがおすすめです。お弁当は冷めてもおいしいもの、温かさは汁物、と役割を分けると、どちらも無理なく用意できます。

合わせやすい汁物

  • 味噌汁・豚汁:根菜やきのこを入れると、具だくさんで満足感が出ます。和のおかずのお弁当によく合います
  • けんちん汁:豆腐と根菜で、肉や魚のおかずとも合わせやすい汁物です
  • 野菜のスープ・ポトフ:洋風のおかずや、サンドイッチのお弁当と合わせて

献立の組み立て方

汁物を具だくさんにする日は、お弁当のおかずを少なめにして、ご飯と主菜一品、副菜一品くらいにすると、量のバランスがとれます。汁物に野菜をたっぷり入れれば、お弁当の副菜を減らしても、野菜の量を補えます。

たとえば、豚汁を添える日は、お弁当を「菜飯、ぶりの照り焼き、かぶの甘酢漬け」と軽めに。野菜のスープを添える日は、「鶏つくね、ブロッコリーのごまあえ、雑穀ご飯」のように、汁物とおかずの味つけが重ならない組み合わせにすると、最後まで飽きずに食べられます。

曲げわっぱの弁当箱は、パッキンで密閉する作りではありません。スープや味噌汁は弁当箱に入れず、別の容器に入れて持っていってください。

職場で温めたいときは

どうしても温かいおかずを食べたい場合は、温めたいおかずだけを耐熱の容器に入れて持っていき、職場でその容器ごと温める方法があります。ご飯と冷めてもおいしいおかずは曲げわっぱ、温めたいおかずは耐熱容器、と分けると、それぞれに合った食べ方ができます。職場のお昼の工夫は「職場のお昼に曲げわっぱ」でもご紹介しています。

曲げわっぱの器に抹茶と茶筅を収めたお茶の道具
温かいお茶や汁物を添えると、寒い日のお昼もほっとできます

暖房の季節に気をつけたいこと

  • 暖房やストーブのそばに置かない:中身が傷みやすくなるうえ、曲げわっぱの変形や変色の原因になります。お弁当は、暖房の風が直接当たらない場所に置いてください
  • 粗熱をとってから蓋をする:寒い朝でも、温かいまま蓋をすると中に湯気がこもります
  • 洗ったらしっかり乾かす:冬は洗った弁当箱が乾きにくいことがあります。水気を拭き取り、蓋と身を立てて十分に乾かしてください

よくある質問

Q. 曲げわっぱを保温バッグに入れて、温かさを保てますか?

A. 曲げわっぱは保温を目的にした弁当箱ではありません。温かいものを食べたいときは、汁物を保温ジャーに入れて添える方法をおすすめします。

Q. 冬でも保冷剤は必要ですか?

A. 冬でも、暖房の効いた部屋や車の中に長く置くと、中身が温まります。お弁当は涼しい場所に置き、置き場所が暖かくなりそうな日は保冷剤を添えてください。

Q. 冬は洗った弁当箱がなかなか乾きません。

A. 水気を乾いた布巾でしっかり拭き取り、蓋と身を立てて、風通しのよいところで乾かしてください。早く乾かそうとして、ストーブや暖房器具の前に置くのは避けてください。変形や変色の原因になります。

Q. 冷えたご飯がかたく感じます。

A. ご飯を押し込まず、ふんわりと詰めてみてください。雑穀を混ぜたり、混ぜご飯にしたりするのもおすすめです。

まとめ

曲げわっぱのお弁当は、温め直さずに食べる弁当箱です。冬は、脂が固まりにくく、味がしっかりしみたおかずを選び、ご飯はふんわりと詰めてください。温かさは保温ジャーの汁物で補えば、寒い日のお昼も満足できます。暖房のそばに置かないことも忘れずに。

曲げわっぱの弁当箱一覧を見る

大館工芸社について

秋田県大館市で、伝統的工芸品「大館曲げわっぱ」をつくっています。秋田杉の吸湿性を活かし、冷めてもご飯がおいしく食べられる弁当箱を手がけています。お使いのなかで気になることがあれば、修理や塗り直しもご相談ください。

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