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丸型の曲げわっぱにご飯を詰めた、詰め方の例
お弁当

曲げわっぱ丸型の詰め方のコツ|すき間なく収まる3つの配置と詰める順番

丸型の曲げわっぱは、蓋を開けたときの見た目がやわらかく、おにぎりやのっけ弁がよく映える形です。その一方で、「角がないので、おかずがどこに収まるのか分からない」「詰め終わると、どこかにすき間が残る」という声もよく聞きます。

丸い弁当箱には、丸い弁当箱なりの詰め方があります。この記事では、丸型の曲げわっぱにご飯とおかずをきれいに収める配置の考え方と、詰める順番、すき間を残さないおかず選びを、大きさ別のコツとあわせてご紹介します。

この記事でわかること

  • 丸型の弁当箱が「詰めにくい」と感じる理由
  • ご飯とおかずの配置の3つの型
  • 崩れにくい詰める順番
  • 小さめ・大きめなど、サイズ別のコツ

丸型が詰めにくいと感じる理由

四角い弁当箱では、卵焼きや焼き魚を角に合わせて置くだけで、自然に形が決まります。丸型には、その「角」がありません。まっすぐな形のおかずを入れると、どうしても縁との間に三日月形のすき間ができます。

もうひとつは、中心のスペースが広いことです。縁から順に並べていくと、真ん中が最後まで空いてしまい、持ち運ぶうちにおかずが寄ってしまいます。

つまり丸型では、「角に合わせる」代わりに「線を決めて区切る」「すき間は形の変わるもので埋める」という考え方に切り替えると、ぐっと詰めやすくなります。

配置は3つの型から選ぶ

丸型の配置は、次の3つの型を覚えておくと迷いません。その日のおかずの量や種類で使い分けます。

配置の型 詰め方 向いている日
半月型 円をまっすぐ半分に分け、片側にご飯、もう片側におかず おかずが2〜3品の、いつものお弁当
扇型 ご飯を円の3分の2ほどに広げ、残りの扇形におかずを寄せる ご飯をしっかり食べたい日
のっけ型 ご飯を全体に薄めに敷き、上におかずをのせる そぼろ・焼肉・鮭など、ご飯に合う主菜が一品の日

大館工芸社の丸弁当には、それぞれの大きさに合わせた仕切があり、円の中心にまっすぐ入れられます。半月型にするときは、仕切を一本入れるだけで境目が決まり、そこから先の作業が楽になります。

蓋を外した二段の丸い曲げわっぱ弁当箱(二ツ重丸弁当)
二段の丸型なら、段ごとにご飯とおかずを分ける詰め方もできます

崩れにくい、詰める順番

丸型では、形の決まったものから先に、形の変わるものを最後に入れるのが基本です。

  1. ご飯を冷ましてから詰める:炊きたてのまま詰めると、蓋の内側に湯気がこもります。粗熱をとってから、ふんわりと入れます
  2. 境目を決める:半月型なら仕切を中央に、扇型ならご飯の端を斜めに整えて、おかずのスペースを先に決めます
  3. 大きいおかずを縁に沿わせる:卵焼き、唐揚げ、焼き魚など主役のおかずを、弧に沿うように置きます
  4. 中くらいのおかずで内側を埋める:きんぴらや煮物など、少し形を変えられるものを内側へ
  5. すき間に小さなものを差し込む:ミニトマトやブロッコリー、葉物で最後のすき間を埋め、中身が動かないようにします

詰め終わったら、軽く弁当箱を傾けてみてください。中身が動かなければ、持ち運んでも寄りにくい状態です。

すき間を残さない、おかずの形の工夫

丸型と相性がよいのは、曲げたり、丸めたりできるおかずです。同じ料理でも、切り方を変えるだけで収まりがよくなります。

  • 卵焼きは斜めに切る:断面を見せながら弧に沿って並べると、すき間が小さくなります
  • 葉物やのりはクッション役に:レタスや大葉を縁に沿わせて敷くと、おかずが動きにくくなります
  • 丸いものは丸いまま:ミニトマト、うずらの卵、肉団子などは、円の形と自然になじみます
  • 長いものは巻く:いんげんの肉巻き、くるくる巻いたハムなど、渦巻きにすると円の中心にも置けます

汁気のあるおかずは、仕切やおかずカップでご飯と分けます。パッキンで密閉する作りではないので、煮物はよく汁気を切ってから詰めてください。おかずの例は「曲げわっぱ弁当のおかずとレシピ」で紹介しています。

大きさ別のコツ

同じ丸型でも、大きさによって詰め方の勘どころが少しずつ違います。

小さい丸型(丸弁当(小)約450cc、姫子一段 360cc など)

直径が小さいと、おかずを3品以上並べるとすき間を埋めるのが難しくなります。のっけ型や、ご飯をおにぎりにして並べる詰め方が向いています。小さめの丸型は、お子さんのお弁当や、軽めに食べたい日に使いやすい大きさです。

中くらい〜大きい丸型(丸弁当(中)約550cc、(大)約820cc)

半月型・扇型のどちらも使えます。大きいサイズは中心のスペースが広くなるので、真ん中に主菜を置き、その周りを副菜で囲む「花型」の配置にしても見栄えがします。

二段の丸型(姫子、二ツ重丸弁当)

上段・下段で役割を分けると、一段のときより配置に悩みません。たとえば、片方をご飯、片方をおかずにするだけで、すき間の心配はおかずの段だけになります。形ごとの特徴は「曲げわっぱ弁当箱の形の違い」で、二段の使い分けは「二段の曲げわっぱ弁当箱」でご紹介しています。

丸型の曲げわっぱ弁当箱の詰め方の手順を示した図
境目を決めてから、大きいおかず、すき間の順に

蓋を開けたときに、きれいに見せるひと工夫

丸型は、蓋を開けた瞬間に全体がひと目で見渡せる形です。円を時計の文字盤に見立てて、色を配置してみると、まとまりのある見た目になります。

  • 同じ色を隣り合わせない:茶色のおかずの隣には、緑や黄色、赤を置きます
  • 高さに少し差をつける:主菜をやや高く、副菜を低めにすると、平らな円に立体感が出ます
  • ご飯の上にも一点:梅干しやごまを一か所に添えるだけで、白い面が引き締まります

丸型でありがちな失敗と、直し方

ありがちな失敗 直し方
真ん中が空いて、おかずが片寄った 先に境目を決め、最後に小さなおかずで中心を埋める
ご飯がつぶれて固くなった 押し込まず、ふんわり入れる。量が足りなければ一回り大きいサイズを検討する
蓋の裏におかずがついた 縁より高く盛らない。深さに合わせておかずの厚みを調整する
汁気がご飯にしみた 仕切で分け、汁気をよく切ってから詰める

小判型も含めた詰め方の基本は「曲げわっぱの弁当箱とは?お弁当の詰め方」にまとめています。

よくある質問

Q. 丸型と小判型では、どちらが詰めやすいですか?

A. ご飯とおかずを横に並べる詰め方に慣れている方には、小判型のほうが扱いやすいかもしれません。丸型は、配置の型を決めてしまえば、のっけ弁やおにぎりのお弁当がきれいに収まります。

Q. 丸型の弁当箱におにぎりは入りますか?

A. 入ります。三角よりも、丸や俵の形に握ると縁に沿って並べやすくなります。おにぎりの詰め方は「おにぎり弁当を曲げわっぱで」でもご紹介しています。

Q. 仕切がない丸型でも、ご飯とおかずを分けられますか?

A. 葉物を一枚はさむ、おかずカップを使うなどの方法で分けられます。大館工芸社の丸弁当には、大きさごとの専用の仕切もあります。

Q. 丸型も、ウレタン塗装なら洗剤で洗えますか?

A. はい。大館工芸社の丸型の弁当箱もウレタン塗装なので、台所用洗剤と柔らかいスポンジで洗えます。洗ったら水気を拭き取り、立てて乾かしてください。

まとめ

丸型の曲げわっぱは、「角に合わせる」のではなく「境目を決めて、すき間を形の変わるもので埋める」と考えると詰めやすくなります。半月・扇・のっけの3つの型から、その日のおかずに合うものを選んでください。大きいおかずを縁に沿わせ、小さなおかずで最後のすき間を埋めれば、持ち運んでも崩れにくいお弁当になります。

曲げわっぱの弁当箱一覧を見る

大館工芸社について

秋田県大館市で、伝統的工芸品「大館曲げわっぱ」をつくっています。丸弁当は小・中・大の3サイズに加え、二段の姫子や二ツ重丸弁当もそろえています。形に合わせた仕切もあり、修理や塗り直しのご相談も承っています。

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